ブルースリーと哲学

 最近老子(中国の哲学家)の本が現代語訳された
ものを読んでいます。わかりやすくて、とても面白
いですね。ブルースリーは格闘家、武道家であると
同時に、哲学家でもありました。哲学をかなり勉強
していたようで、自身の武道であるジークンドー
も哲学的な要素が多分に含まれています。

 忙しさや争いにかまけていると、自分が本来身体の
中に持っている『道』(タオ)=大いなるエネルギー
を存分に発揮できなくなる。

 人間は、生命の大元となる宇宙を作り出したエネルギー
と繋がる時に、本来の活力が自然に生まれてくる。

 こんなところが老子の書いたものから、僕なりに読み
取った事です。
なんか宗教チックに見えてしまいますが、要は「自然の摂理」
に従って活きる事が一番だと言う事ではないでしょうか。

 その為には、心の中に自然を感じる感覚を持つ事が大事
だと思いました。
木や水や空や土に思いを馳せ、それらが活き活きと活性化
している様子、それらが変化を自然に受け入れている様子
を想像する時、自分の身体も本来の自然の一部に戻って、
エネルギーが満ちてくるのではないでしょうか。

 とかく、目の前の事だけ見て、あれこれと考えをめぐらし、
わさわさと動き回る事が多いのですが、もう少し俯瞰で見て
みると、余計な事をやったり、無駄に気を揉んだりしている
事が多いですね。

 今の自分への戒めとして、いい本でした。


ミタチアカデミー
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タオ―老子 (ちくま文庫)

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