近眼だったブルースリー
ブルースリーがコンタクトを使用していたのは、
ご存知でしょうか?もちろんコンタクトも出たて
の頃ですから、かなり早いユーザーであったと
思います。
そう彼は近眼だったのです。
裸眼ではぼんやりとしか相手が見えない。
ある生徒が、リーに対して、「自分は足が不自由
だから、先生と同じような動きはできない。」と
言ったところ、「僕のまねをする必要はない。人
はそれぞれ特徴が違うのだから、自分に最適な戦い
方を見つければいいんだ。僕は極度の近眼で、目が
見えない。だから相手に接近して戦うスタイルをと
っているんだよ。」と言ったそうです。
ジークンドーは型がありません。リーの死後に弟子
の方が作った型は存在しますが、リー自身は型を
作っていませんでした。理由は、リーが人の個性と
いうものを重んじたからではないでしょうか。
「人類にとって大切な事は、形式や型を作り出す事
ではなく、個性を創造することだ」
というリーの言葉にも表れているように、人それぞれ
が己の身体的特徴、持っている感覚に従って、自分なり
の戦い方を発見していけばいいというのが、リーの考え
方だったようです。
「形式がないのが形式」とジークンドーのロゴマークに
は書いてあります。形式として一度定着してしまうと、
それが正しい形になってしまい、個性を創造することが
できなくなる。それをリーは危惧していて、始めから
明言をしていたんでしょう。
個性を創造する。これを僕も続けたいと思います。
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